股関節が痛い時にしゃがんだり、落ちたものを取ったりするのは難しいですよね。私も痛い時期が長かったために色々な工夫をしました。今回はそんな動作を(中には笑ってしまうものもありますが)紹介したいと思います。
注意* これは私が変形性股関節症の手術前に行っていたものです。術後の方は手術直後から手術後3ヶ月は、手術部位周辺の組織や筋肉がゆるくなっています。股関節はどの方向に対しても不安定な状態ですので、どの方向にも脱臼する可能性がありますので このような動作は控えてください。
台所などで、床に落としたタオルなどを拾う場合
何もない所で低い場所の物を拾うのは一瞬 息を止めてしまうぐらい痛かったです。
できれば、近くに手を支えられる高さと強さがあればそれに体重を預けて、支える事が出来ます。完全に膝を曲げてしまうと 戻ってこれなくなる可能性大です。一つの手は何か掴むか、して自分の体を引き上げられるようにしましょう。
お風呂場のような低い椅子に座ってしまった場合、私は周りに支えるものがなかった時は 自分の膝を手でおして体を上げるようにしました。
膝を曲げるのが怖かった
手術回避プログラムに参加する前はただ「床のものは取れない」と諦めていました。最大限に腰をかがめても、股関節がロック状態なので床まで手がとどきません。理学療法士に「膝をまげたらいいじゃない?」と言われるまでは。
何もない状風で床の物を取る時は
痛い方の足を後ろに引いて 少し曲げた感じで、痛くない方の足の膝を曲げて前かがみになることが出来ます。曲げたしかし全く痛みがないわけではないので、ご注意を!
お風呂掃除
お風呂掃除はしゃがんで 今まで通りの掃除はかなりつらいです。省略できるところは省略し、誰かに頼める人がいたら頼みましょう。
我が家はカナダに住んでいるので、お風呂が3か所あります。私と主人のお風呂と、子供たちのと、来客用のものです。股関節が悪化してから私は自分のお風呂場の掃除しかしませんでした。20歳の娘は自分たちのお風呂を掃除してくれました。
私は自分たちのお風呂場を掃除という掃除ではなく自分が使った後にささっと洗い流す感じで 毎回使った後にきれいにしておけば、大掛かりな掃除は必要なしでした。
私は浴槽洗いにENJOのクロスを長年使っています。このクロスは子供たちがモンテソーリの小学校に通っていた時に、学校で使用していたので知りました。化学薬品を使わず、水のみで汚れを落とすというもので、うちではモップや、ガラス拭き、メイク落としなど別々のシリーズの物を使っています。
このクロスだと洗剤を使わないので、お風呂上りにささっと拭いて水で流すことが出来ます。ご興味のある方は日本のリンクを貼っておきます。下から入ってみて自分の用途にあったものを見つけてみてください。
タイルはしゃがめないので、デッキブラシのようなブラシがついている長い棒のもので掃除をしました。
掃除機は前かがみが苦痛
掃除機に関しては、前かがみになった時、コンセントをさすときに苦痛でした。もちろん階段などは持って上がれませんが、私はほうきで掃除とモップで掃除をする方がらくでした。
後期は、家族が自動御掃除機ルンバを買ってくれたので、そちらに任せています。
私と娘の髪が長いのと、猫が1匹いるので2日に1度掃除をいないと毛が気になります。
コンセントは高い位置に移動
ヘアードライヤーを使う時や、よく使うコンセントは延長コードを使ってかがまなくて良い高い位置にひっかけておきました。小さなことですが、毎日の事なので大切です。
マジックハンドの存在 便利度
変形性股関節症の手術が決まってから マジックハンドを購入しましたが、これは前に持っておいたらよかったなぁと思いました。特にお風呂から出た後に自分の着替えたものを拾って洗濯機に入れる時など、ソックス1つ1つを拾うのが苦痛でした。 えっ靴下を脱いだら台の上に置いておいたらいい?とおっしゃりたい気持ちは わかります。 でも、実際股関節が激痛の末期になると 足を数センチ上にあげるのも苦痛なので、靴下は他の足をつかって脱ぐ形をとっていました。だから床に置きっぱなしになるのです。
リンク