私は2年以上前から 股関節が痛み出しました。それから「痛み」を」軽減するために色々なものを試しました。今回はその中から杖を紹介します。
杖について!!
現在の股関節症末期の私の生活にはこれは必要不可欠です。数日後に両サイド股関節症の手術を受けますが、「両方を杖で支えているの?」 という質問には NOです。右が特に曲がらない状態なので、左側で支えています。
杖のタイプ
私のうちには2種類サポート目的の杖があります。日本にいた時に主人がぎっくり腰になり、私たちは友人の結婚式に行かなければいけなかったので、私の母が杖を購入してきてくれました。 2つ目は主人がひどい捻挫をして、その時にアメリカで購入したものです。
2つを使い比べての差は 下のゴムの部分と持ちての部分が日本製の方が若干柔らかいので、そちらを使っています。
歩行中にサポート目的の場合は体重を支える事が出来る設計になっています。ほとんどの場合、木、アルミニュウム、で出来ています。これは毎日使用目的で作られているので、快適で実用的です。
一方ファッション目的で作られているものもあります。これらは様々な素材から作られていて、手のハンドルの部分がおしゃれ目的になっているので 体重をかけると痛くなる場合があります。
インターネットのサイトを見ると 色々なタイプ、おしゃれなタイプ、折り曲げてパックに収納できるタイプ、足の部分が3つに分かれていて安定性があるものなど色々なタイプがあります。目的に応じて選んでください。
使い方
今迄杖を使った事のなかった私は、杖の使いかたも、使う事にも抵抗がありました。使いかたはフィジィオ セラピスト(理学療法士)に指導してもらいました。
杖の使いかたは、腰の位置で痛い方と逆の手でしっかりと持ち 歩くときは痛い方と同時に杖を出します。
鏡を見て 自分の中心がまっすぐになっていることを確認してください。何度か鏡の前で往復するとよくわかります。
持ち手に 手に通す輪がついている場合がありますが、それに通すと持ち方が変わってしまうので、そこには手を通さない方がいいとのことです。
注意!! よく倒れます。 キッチンで料理を作る時などにすぐに立てかけてしまうと、そのまま”パタン”と倒れてしまう事、数十回 この時の音がかなり大きいので家族が「大丈夫?」と声を毎回かけてくれますが、杖を置くときは必ずコーナーに置くことをお薦めします。倒れた杖を拾うほど大変な作業はありません。
杖を持った女性の写真を探したのですが、お年をとった 腰の曲がったおばあさんの写真ばかりで、変形性股関節症の私たちはそうではない! 近いイラストが ハイキングの女性でした。もし、左側が痛かったら このような図になるでしょう。反対側で杖を持ちます。柄の部分の持ち方もこのようにしたから持って体重を支えます。 足の出す方向もあっています。
車に乗る時
車を運転する時は必ず安全の為助手席側に置いてください。助手席の場合は杖は助手席側のドア側ではない方に倒しおいています。ドア側では隙間が少しあり、取れにくくなってしまうのと、両ひざの間では、万が一急ブレーキして体が前に倒れた場合や、エアクッションが出た時に非常に危ないです。
階段を降りる時
階段を降りる時は、痛い方が先におろします。
階段を上る時は、痛い方が後です。
専門会のアドバイスは正しい
私はこの杖生活を4か月続けています。どこへ行くにも今は杖を使っています。ロックダウンになる前は外に出かける時は人目を気にして使いませんでした。しかし、理学療法士は6か月前に「毎日使ってください。使わなかったら、痛くなる頻度が多くなる」と末期の私に予告をしていました。その予告通り、言われて2か月後には 使わなければ 歩けないほどになりました。しかし、歩き方、使いかたをきちんと指導してもらっていたので、つらい目には合っていません。 早く痛みから解放される日が来るといいですね。頑張ってください。
