私は6月19日にカナダで両サイド変形性股関節症の置換え手術をうけました。今回はリハビリテーションについてです。
病院で受けたリハビリは2回のみ ごく短時間
私は2泊3日で退院したので、入院中リハビリを受けたのは手術後1日と2日目。その1日目は紐を使って足をベットにあげる練習と2日目の家に帰った時に使う3段の階段の登り方のみでした。詳しくは以前の記事に描いています。
日本の様に術後数週間入院して、リハビリを受けれるようなことはなく、その代わりに テキストブックが渡されて「毎日このトレーニングをしてください。」という内容になっています。
退院後 2週間後からのフィジオセラピー
そして退院後から2週間に1度、60分間の担当のフィジオセラピスト(理学療法士)による受診の為に病院へ通っています。
毎回に病院に行くと
- 足がどのぐらい曲げられるようになったか 角度を測ります
- 前回の家でする 毎日の課題リハビリを再度簡単にやってみて、今週の難易度(回数、重さ、やり方を変えたり)を決めます。
- 痛みや、生活の中での不自由な点等のチェック
- 次回の予約
という流れです。
このフィジオセラピーは、病院内でトレーニングする目的ではありません。
以前にも書きましたが、カナダはこのような医療費は無料になっていて、今回の理学療法士のリハビリも無料です。個人的に理学療法士のトレーニングを受けたい人は自費で個人で申し込むことはもちろんですます。が・・現在もカナダはコロナ自粛中なので、スポーツクラブは限られています。
毎回 リハビリの際に病院で計っている角度とは
雰囲気はこんな感じです。手を使わずに自力で反動をつけずに膝をどれぐらい自分に寄せられるか。これを私は両足置換手術をしたので、片足ずつ両足測定します。
家でやる宿題のリハビリ 2週間から1か月まで
初級編 術後
スクワット 両手を胸の前でクロスしてスクワットをします。スクワットの場合も椅子などに座らずに戻りますが、このリハビリの場合椅子にゆっくりと腰かけます。そしてゆっくりと立ち上がります。ポイントは左右のおしりを同時に平行につく事です。私のセラピストはいつも「Even」と言います。 10回2セット
上級者用に別のバージョンあり・・。
次に椅子に座って膝から下を伸ばすエクササイズですが、簡単すぎたら足首に重りをつけてくださいと言われました。私は娘が持っていた1Kgの重りをつけてやっています。座ってやりますが、背もたれに背中はつけないでください。
これも反動をつけずにゆっくりと上げ下げしてください。 10回ずつ2セット
おしりに力を入れて つま先立ち。バラスンが危ないうちは 何かにつかまってください。最初のうちは2秒キープ、そのうちに5秒キープ など少しずつ無理のない程度に時間を伸ばして 大切なのは背筋をまっすぐに 左右に曲がって立たないことです。
これは退院時から「毎日やってくださいね」と言われていたものの 延長です。今でもやっています。 寝て足首を回します。回数は10回2セット 左右
最後に、「横歩き」です。イラストを探したのですが、横歩きと入力すると カニの絵が出でしまうのでありませんでした。キッチンや、洗面台などあなたが手で支えるのにちょうどの所で行ってください。 右に5歩、左に5歩。洗面台のようなところでは2歩ずつでも構いません。
最初は足を交差せず足がついたら 反対側の足を出すというようにしていきますが、慣れてきたら 交差させて横歩きをしてください。
こちらの体操と、退院後1か月後からは外を誰かと歩いてくださいという指示ができたので、夕食後に主人と外をゆっくり杖を使って歩くようになりました。
日々動ける範囲が広がるので楽しみです。